複数のファイルの一括置換にサクラエディタがVer.2.2.0.0から対応していたのですが、最新バージョン(2.3.1.0)に、Grepに置換文字列を指定する欄がない!?となったのですが、無事に一括置換できるようになったので、手順等をまとめました。
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サクラエディタがGrep置換に対応
サクラエディタの公式ドキュメントにGrep置換のページがあり、Ver.2.2.0.0 からGrep置換に対応していることが分かります。
ディスクにある複数のファイルから、指定した文字列を検索・置換することができます。(sakura:2.2.0.0以降)
置換文字列が指定できない!?
「 Ctrl + G 」でGrep検索を開いても検索文字列は設定できても、置換後の文字列を設定する欄がなく、途方にくれてしまいます。
実は、サクラエディタではGrep検索とGrep置換は別物として扱われています。
Grep検索とGrep置換
根本的に勘違いをしていたのですが、Grep検索とGrep置換は別物で、それぞれメニューが分かれています。
「 Ctrl + G 」で開くのは、Grep検索の方で、Grep置換にはショートカットが割り当てられていないため、下記のようにメニューから直接開く必要があります。
Grep置換がメニューにない場合
古いバージョンでメニューをカスタマイズしていて、さくらエディタをアップデートした場合など、メニュー内にGrep置換がない場合があるようです。
その場合は、共通設定からメニューをリセットするか、Grep置換を任意の位置に追加する必要があります。
Grep置換へのショートカットの割り当て
Grep置換が必要になる度に、メニューを開いていては不便な場合、ショートカットを割り当ててしまうと楽になります。
共通設定のショートカットタブから設定可能です。Ctrl + Shift + G を設定する場合のキャプチャを張り付けておきます。
まとめ
全ファイルの改行コードをCRLFからLFに統一したい!という場合など、複数のファイルを一つ一つひらくのではなく、一気に処理してしまいたいこともあると思います。
また、WordPressの移管でドメインが変わる場合など、Grep置換を使って一気に変更できるようになれば、大幅に作業効率が上がるので覚えておいて損はないと思います!