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【Google Chrome】Cookieを制限する新ツールの導入を発表

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GDPRやAppleのSafariのITP2.1対応など、Cookieに対するセキュリティー対策の流れがGoogle Chromeまでやってきたようです。

発表されている内容は限定的とは言え、ブラウザのシェアNo.1のChromeでCookieの制限が導入される影響は小さくはないでしょう。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道について

グーグルはウェブサイトの利用者を追跡する「クッキー」機能を制限するため、複数の新たなツールを準備している。事情に詳しい関係者らが明らかにした。広告業界における同社の独占的な地位を盤石にする一方、他のデジタルマーケティング企業には大きな打撃となる可能性がある。

グーグルが「クッキー」を制限、新ツール発表へ – WSJ

ChromeにCookieの制限ツールがリリースされるという内容です。

詳細は、ウォール・ストリート・ジャーナルの有料記事にてご確認ください。

個人的には、このツールによってGoogleだけが有利になるというのが理解しきれていないのですが、Google AnalyticsやAdWords/AdSenseは対象外になるような仕組みになるんでしょうかね?

Cookie制限による影響範囲は?

主に影響を受けるのは、リタゲやマーケティングで使われるサードパーティーのCookieなので、普通にWebシステムを作っていく分には問題ないです。

逆に言えば、リタゲやマーケティングなど広告を出している側とアクセス解析で詳細情報を取得したい場合に、この新ツールの影響でユーザをトラッキングし切れなくなります。

今回、ローカルストレージまでは言及されていないようなので、ローカルストレージを活用する方法に変えるなど、各広告のASP側が何らかの対策を取ってくれることを期待するしかないです。

まとめ

アクセス履歴に基づいた広告配信はコンバージョン率が高いことからリタゲのような広告手法が流行っている認識ですが、たまにしつこいと感じることもあります。

そう言ったしつこいトラッキングから逃れられるのは有り難いですが、コンバージョン率が高い=ユーザにとって意味があるとも言えなくはないので、適切に運用してくださっていた方々からの恩恵を受けられなくなるのは少し残念です。