メールを送ったはずなのにメールが届かない!!
携帯メールやGmailが身近になって、メールアドレスさえ間違っていなければ、メールは届くものだという感覚がありますが、仕事用のメールって意外と届かなくなることがあります。会社で独自ドメインを持っていて、そのドメインでメールアドレスを作っている場合は要注意です!!
ある特定の会社にだけメールが届かない!なんていう連絡があった場合は、この記事で紹介するブラックリストをチェックしてみてください。
Contents
ブラックリストとは?
迷惑メール送信元IPアドレスのリストです。通称、DNSBL(Domain Name System Blacklists)です。
世界中に数多くのブラックリストがあるのですが、SPAMHAUSなどの有名どころに登録されてしまうと、一気に届かなくなってしまいます。逆に、どんなドメインでも常にリストに載っているようなブラックリストもあります。
それぞれが独自の判定基準を持っていて、どういうルールで登録されるのかは公開されていませんが、成りすましメールを送らないだけでなく、SPFやDKIMを正しく設定してメールを運用するようにしましょう。
ブラックリストに掲載される状況とは?
レンタルサーバに付随しているメールサーバは他のユーザーと共有しているため、他のユーザーがスパムメールを送ると巻き添えを食らってブラックリストに掲載されてしまいます。
また、小規模なCRM系のCMS構築時に依頼される「登録済みの会員に対して一括でメール送信をしたい」という話ですが、短時間に大量のメールを送ることになり、一瞬でブラックリストに登録されてしまいます。特に携帯・スマホ向けのメールは要注意です。
ブラックリスト登録状況の確認サイト
http://www.blacklistalert.org/
http://www.barracudacentral.org/rbl/
解除申請について
上記のサイトでドメイン名やIPアドレスを入力するとブラックリストをチェックして登録されているかどうかを表示してくれます。複数のリストをまとめてチェックできるサイトもあれば、自社リストのみのサイトもあります。簡単に解除申請できるリストと、メール等で手続きがややこしいリスト、解除窓口がなく放置するしかないリストなど、いろいろありますが、ブラックリスト自体の名前とセットで表示されるので、ブラックリスト名と共に検索してみてください。
レンタルサーバの中には、自分で解除申請をしないとダメな会社もあれば、問い合わせを投げるとまとめて対応してくれる会社もあるので、おかしいな?と思ったらレンタルサーバ会社に問い合わせてみるといいでしょう。
まとめ
ブラックリストに登録されないように、SPFやDKIMを正しく設定することが前提ですが、メールが届かない!?という時は、一度ブラックリストを調べてみることをオススメします。